ヘアカラーを明るくしたら根元の髪だけ明るく染まって、毛先が明るくならない逆プリン状態になってしまった経験はありますでしょうか。今日はその原因と対処法についてご紹介いたします。
毛先だけ明るくならない髪の原因って?
毛先の髪の毛が明るくならない原因はおもに二つの理由が考えられます。
1.毛先に前回の色素が残留している
ひとつは以前した白髪染めや黒染めなどによる、色素の濃いダークな色味が髪に残留している場合。
こういったケースでは通常のヘアカラーのブリーチ作用では色が抜けにくく、同じ薬で毛先まで染めてしまうと根元の新しい髪だけが明るく、毛先の色素が残留した部分だけが暗く仕上がってしまいます。
ダークな染料は赤味がぬけにくく、アッシュ系などの寒色カラーに仕上がりにくいのも特徴です。
2.熱によって髪がかたくなっている
もうひとつの理由は縮毛矯正や、デジタルパーマなどの熱によって髪がかたくなってしまっているケース。
この場合は髪の毛のメラニン色素が抜けにくい状態なので、毛先にいくにしたがって、髪が暗くなってしまう傾向に。
逆プリンになったときの効果的な対処法
では、逆プリンになってしまった場合はどのように対処したら良いのでしょうか。
逆プリンになってしまった場合の対処法は大きく3パターン
ひとつは根元を毛先に合わせて暗くする方法で一番ダメージが少ない方法です。
ふたつめは毛先を根元にあわせて明るくする方法で、強いパワーが必要なため最も負担の大きい方法でもあります。赤味が強く出る傾向があるので、希望の色によっては再現が難しく、ダメージにともなって色持ちも悪くなるというリスクがあります。
みっつめは根元を少し暗く、毛先を少し明るく。。といったようにふたつのやり方のちょうど間の方法です。
この3パターンとは別に、ハイライトやローライトなどを活用して縦の筋状のカラーデザインをプラスする事で色ムラをぼかしたり最小限のダメージで色調をコントロールするプロならではの方法もあります。
逆プリン予備軍の方へ
黒染め後、半年たってるからもうヘアカラーをしても大丈夫だろう。と思われる方もいるかと思います。 ですが一度黒染めした髪の色素はなかなか抜けません。
プロでも難易度の高いヘアカラーなので自分でやってしまわないのはもちろんのことですが、1回のカラーリングで綺麗に仕上げるのは難しい場合のほうが多いので予約の際、きちんと伝える事も大切。 仕上がりのイメージや実際に可能な色味などを、しっかり相談してからのヘアカラーをオススメします。
お悩みを解消して綺麗なヘアカラーと髪を楽しみましょう。